<引用元:デイリー・シグナル 2020.6.24>
上院民主党が警察改革法案を阻止していることに苛立ち、ドナルド・トランプ大統領は24日、米国で最も犯罪率の高い20の都市は全て民主党が運営していると述べた。
「上院共和党は警察改革の法案を成立させたいと強く望んでいる。私はそうなって欲しい。犠牲は出さない。そうはさせない。警察を損なうようなことをやるつもりはない」とトランプは、ローズガーデンでのポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領との記者会見中に述べた。
大統領はこう続けた。
「今年の犯罪率は記録的にプラスの数字だ。最も高い。シカゴのような特定の場所のことは聞いているだろうし、デトロイトなどの都市がどうなっているかは聞いているだろうが、全て民主党の運営だ。その全てが民主党の運営だ。ワースト20、最も危険な20カ所は民主党の運営だ」
すぐに事実確認してみると、トランプは少なくともほとんど正しいことが分かった。あるランキングでは、最も危険な20位までの都市を運営するのは18人が民主党の市長で、2人は無所属の選挙で選ばれていたとされている。
1月に米国で最も危険な100の都市を発表したネイバーフッド・スカウトのウェブサイトによると、民主党が圧倒的に優勢なデトロイトが1位となっている。20位はペンシルベニア州チェスターでこちらも民主党の市長だ。
トランプはさらに、シアトル中心部のいわゆる自治区についても言及した。過激主義者が町の6ブロックを占拠している場所だ。
「1つの都市、特に2つの都市がホンジュラスよりも悪く、アフガニスタンより悪い。これらは合衆国内の都市で民主党が運営している。極左勢力が運営している。シアトルで何が起きているか分かるだろう。よりによってシアトルで、そうしたことが起こり得ると誰が考えただろうか」とトランプは語り、こう続けた。
「民主党は我々の法執行機関、警察を大幅に弱体化させたいと思っている。率直に言って、少なくとも大幅に、(警察への)資金援助を停止したいと考えている。警察への資金援助を停止し、警察を廃止したいと思っている者もいる。(警察改革で)何もできなければ、そうしたことの1つだということだ。我々は異なる哲学を持っていた。彼らは開かれた国境を求めている。彼らはサンクチュアリ・シティを求めている。我々は違う」
以下はネイバーフッド・スカウトによる最も犯罪が多発する都市とその市長だ。
1.デトロイト
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):20.0
被害者となる確率:50人のうち1人
市長:マイケル・エドワード・ダガン(民主党)
2.テネシー州メンフィス
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):19.5
被害者となる確率:51人のうち1人
市長:ジム・ストリックランド(民主党)
3.アラバマ州バーミングハム
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):19.3
被害者となる確率:52人のうち1人
市長:ランドール・ウッドフィン(民主党)
4.ボルチモア
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):18.5
被害者となる確率:54人のうち1人
市長:ジャック・ヤング(民主党)
5.ミシガン州フリント
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):18.3
被害者となる確率:55人のうち1人
市長:シェルドン・ニーリー(民主党)
6.セントルイス
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):18.2
被害者となる確率:55人のうち1人
市長:リダ・クルーソン(民主党)
7.イリノイ州ダンビル
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):18.0
被害者となる確率:55人のうち1人
市長:リッキー・ウイリアムズ(無所属)
8.ミシガン州サギノー
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):16.7
被害者となる確率:60人のうち1人
市長:フロイド・クロック(無所属)
9.デラウェア州ウィルミントン
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):16.3
被害者となる確率:61人のうち1人
市長:マイク・プルジッキ(民主党)
10.ニュージャージー州カムデン
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):16.2
被害者となる確率:62人のうち1人
市長:フランシスコ・モラン(民主党)
11.アーカンソー州パインブラフ
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):16.0
被害者となる確率:62人のうち1人
市長:シャーリー・ワシントン(民主党)
12.ミズーリ州カンザスシティ
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):15.9
被害者となる確率:63人のうち1人
市長:クイントン・ルーカス(民主党)
13.カリフォルニア州サンバーナーディノ
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):15.3
被害者となる確率:65人のうち1人
市長:ジョン・バルディビア(民主党)
14.ルイジアナ州アレクサンドリア
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):14.6
被害者となる確率:68人のうち1人
市長:ジェフリー・ホール(民主党)
15.アーカンソー州リトルロック
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):14.6
被害者となる確率:68人のうち1人
市長:フランク・スコット・ジュニア(民主党)
16.クリーブランド
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):14.5
被害者となる確率:69人のうち1人
市長:フランク・ジャクソン(民主党)
17.ミルウォーキー
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):14.3
被害者となる確率:70人のうち1人
市長:トム・バレット(民主党)
18.カリフォルニア州ストックトン
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):14.2
被害者となる確率:70人のうち1人
市長:マイケル・タブス(民主党)
19.ルイジアナ州モンロー
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):14.1
被害者となる確率:71人のうち1人
市長:ジェームズ・アール・メイヨ(民主党)
20.ペンシルベニア州チェスター
凶悪犯罪率(住民1,000人当たり):14.0
被害者となる確率:71人のうち1人
市長:サディアス・カークランド(民主党)