ドナルド・トランプNEWS

中国は盗んだ米国技術を軍用化している、と米国務省

<引用元:ワシントン・フリービーコン 2020.6.3

国務省によると、中国政府は近年米国の機関から盗んだ米国の機密の技術と研究を軍用化している。

国務省高官は会見で記者団にこう語った。「中華人民共和国は長年米国の機密技術を非常に意図的に標的にしてきた。こうした技術は中国の軍の近代化のために利用されており、我が国ならびに友好国や同盟国の安全保障に損害をもたらしてきた」

発表は、政府が中国共産党のスパイではないかと疑う中国の研究者と学生に対するビザを制限するとトランプ政権が決定した直後に行われた。中国からの非移民の学生と研究者に対するビザは、政権の新政策の一環で縮小される。

中国による米国独自の技術と研究データの窃取は長年行われてきた。共産主義政権は、米国や他の西側諸国に研究者を送り、自国の軍事機構を強化するような研究や他の資料を奪うことができるようにしている。

記者に匿名を条件に話した国務省高官によると、「中国は米国と他の国に来ている少数の学者や研究者を取り入れるか強制している。彼らはそこで従事する活動のために―我々のオープンな学問・研究環境を最大限に利用して―機密技術にアクセスする権限を与えられている」という。

高官は次のように続けた。「また彼らはこうした少数の例で、中国の安全機構とのつながりを明かすことなくそうしてきた。従って彼らは実際に技術自体を盗んでいるのか、単に流用しているのかにせよ、決して完全に正直なふりでもなく、不正目的で中国にこうした技術を持っていくための流通ルートとなっている」

国際教育研究所によると年間約37万人の中国人学生が学生ビザで米国にやってくる。国務省は、新方針が与える影響はこうした人々の中のわずかな割合に留まると主張している。

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