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米国家安全保障担当補佐官、中国の新型コロナ対応をチェルノブイリと同一視

<引用元:ニューヨーク・ポスト 2020.5.24

ホワイトハウス国家安全保障問題担当補佐官は24日、新型コロナウイルスのパンデミックに対する中国の対応を1986年のチェルノブイリ原発事故後のソビエト連邦の対応になぞらえた。

「ウイルスに対して彼らが行った隠蔽は、チェルノブイリと共に歴史に残るだろう。今から10年か15年後にはHBO(訳注:米大手ケーブルテレビ局)の特別番組が見られるだろう。また我々は現在話しているように中国に対して異なる立場にある」とロバート・オブライエンは、NBCの「ミートザプレス」で語った。

オブライエンは、司会のチャック・トッドからの、トランプ政権が中国との貿易協定を成立させようとした時のように、中国政府に対して十分に厳しい態度で臨むかという質問に答えていた。

「我々は中国との、また中国国民との良い関係を望んでいるが、残念ながら中国政府が次々にそれを困難にする行動を取っている。また貿易協定に関しては、彼らがそれに従って行動するか見るつもりだ。だが我々は現在、コロナによって新しい世界での対応を行いつつある」とオブライエンは話した。

「彼らが世界に解き放ったウイルスは、何兆ドルもの米国の経済的資産を損なった。このウイルスがある間に経済を生かし続け、米国人を何とか持たせるために費やさなければならない費用だ」

トランプ大統領は、12月に武漢市で始まったコロナウイルス発生に関して米国を始めとする国々を欺き、中国での感染者数を正確に報告しなかったとして中国と習近平主席を非難している。

中国によるそうした行動は、各国がコロナウイルスと戦うための効果的措置を講じることが可能となる以前にウイルスが広く拡大することを許した、とトランプは述べた。

オブライエンはトランプが1月30日に中国からの渡航を禁止したことを、「勇気ある行為」であり「数多くの命を救った」と表現した。

米疾病対策センター(CDC)の医師が、世界中で530万人以上の感染者を生み出したウイルスに関する情報を中国で収集することを、中国は阻止し続けているとオブライエンは述べた。

「残念ながら中国はそれに関して何もしなかった。そのため我々は現在中国に対して非常に異なる立場にあり、大統領はそのことを明確にした。だが中国は自分たちの言っていることを行っていない。我々はその時点で、彼らが内部で厳重な取り締まりを行い、湖北省と武漢市から人々が中国全土に移動することを拒否し、ヨーロッパへの渡航を許可したということも知った」とオブライエンは語った。

彼はCBSニュースの「フェースザネーション」で、中国が先にコロナウイルスのワクチンを開発した場合に米国と共有すると思うかどうか、と質問を受けた。

「私は我々が先にワクチンを開発すると思う」とオブライエンは述べたが、こう続けた。「可能性はあるし、我々がワクチンと治療法として取り組んでいる研究と技術を、中国が見つけようとスパイ行為を働いたと報告もされている・・・彼らは長年かけて、米国の知的財産を盗み米国の技術を模倣してきたので、ワクチンでもそうしたことを行ったとしても驚かない」

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