<引用元:FOXニュース 2020.4.23>
トランプ大統領と保健当局者は23日、コロナウイルスは直射日光への暴露に加えて高い気温と湿度ですぐに死ぬと主張し、伝染の脅威が夏期に大幅に弱まる希望が出てきた。
国土安全保障省(DHS)のビル・ブライアン科学技術理事局長は、高い気温と湿度とともに日光が、ウイルスの生存に好ましくない環境を作り出す「強力な効果」を持つと述べた。
ホワイトハウスのコロナウイルス・タスクフォースの会見中にDHSが公開した図では、新型コロナウイルスが暑い夏の湿気の中で、表面上では2分以内、空気中では1分半で死ぬことを示していた。
ブライアンはホワイトハウスの会見中にこう話した。「コロナウイルスは日光と湿気にさらされた場合に、はるかに速いペースで死ぬ。ウイルスは直射日光で最も早く死ぬ。イソプロピルアルコールの場合は30秒でウイルスが死ぬ」
DHSの分析は、ウイルスが暑い夏の期間に弱まると今年初めに示唆したことをトランプに自慢させるだけの理由を与えた。
「私は1つの提言として持ち出しただけだったが、どうやらそれが現実となりそうだ」とトランプは、自身の過去のコメントを批判したメディアのメンバーを嘲りながら述べた。
23日の朝、マイク・ペンス副大統領もパンデミックが夏が近づくにつれて弱まり始めるという望みを持っている様子だった―メモリアル・デー(訳注:今年は5/25)までには「大幅に」「後退する」可能性があるとFOXニュースのジェラルド・リベラに語ったのだ。
ホワイトハウスのコロナウイルス・タスクフォース責任者であるペンスはこう話した。「現在の傾向を見ると、メモリアル・デーの週末までにはこのコロナウイルスまん延は大幅に後退しているだろうと思う。州と地方の当局者は活動再開を始めるだろうし、先んじて着手する州も出てこようとしている」
できるだけ迅速にビジネスを再開させるために動こうとしている州もある。金曜日にはジョージア州の共和党ブライアン・ケンプ州知事が、スポーツジム、理髪店、ネイルサロンを含めて州の一部のビジネスを再開させる―トランプと全国の議員からの批判にもかかわらず、だ。
16日にトランプは。再開プロセス開始のためのホワイトハウスの3段階の計画を発表しており、そこではケンプが要求している再開プロセス段階に移る前に、COVID様症候群とインフルエンザ様疾患の14日間の減少に加えて、14日間の新規感染の減少を勧告している。
一方バージニアでは、メモリアル・デーよりさらに先の6月10日を期限とする自宅待機命令を出している。
これまでに米国では856,209人のコロナウイルス感染者が出ており、47,272人が死亡している。