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トランプがCOVID-19流行の中「アメリカ再開」への3段階のアプローチを説明

<引用元:デイリー・シグナル 2020.4.16

ドナルド・トランプ大統領は16日、COVID-19感染率が低い州で閉ざされた経済を再開するための慎重な3段階のアプローチ―今後も知事には広い裁量の自由を与えるもの―を発表した。

「最新データに基づいて、専門家チームは今、我々が戦争の次の戦線に着手できることに同意している。我々はそのことを『アメリカの再開(Opening up America again)』と呼んでいる・・・我々は一斉に開くのではなく、一歩ずつ慎重に踏み出していく」とトランプは語った。

大統領は、一部の州で5月1日―あるいはそれ以前―までに経済の再開を望んでいると述べた。計画は「確かで検証可能なデータ」に基づくいており、疾病による死亡率のピークは過ぎたとしている。

「軍の総力作戦と人々の類まれな献身のおかげで、楽観的な予測よりもはるかに低い死亡者数となると我々は考えている」とトランプは語った。

「素晴らしい人たちが我々に協力してくれており、我々は経済を復興させようとしており、それはかつてないほどに大きく、優れた、強力なものとなるだろう」と大統領は語った。

ホワイトハウスのコロナウイルス・タスクフォースの取りまとめ役であるデボラ・バークス博士は、国の再開プロセスの段階を説明するスライドを提示した。バークスはそれぞれの段階が「14日間の病気の痕跡減少に関係」すると述べた。

  • 第1段階は「再拡大の危険性の軽減」を目的としており、特定の社会的距離条件下でのみ競技場、劇場、そしてレストランのような場所の再開を国民に許可する。けれども「脆弱な人々は全員適切な場所に避難し続けるべき」であり、低リスクの人も社会的距離を継続すべきである。
  • 第2段階は、逆戻りの兆候のない地域にのみ適用される。病院、老人ホーム、その他同様の場所への訪問は禁止を継続する。けれども学校、保育所、キャンプは再開でき、必須でない移動は再開される。公共施設は社会的距離の制限を緩和し始めることができる。
  • 第3段階も逆戻りの兆候のない州や地域に対するものだが、第2段階よりも制限が少ない。脆弱な人であっても自由が大きくなるが、まだ社会的距離を保つべきであり、それ以外の人は「混雑した環境」を避けることを強く促される。

大統領は「それぞれの段階で基準点に合致しなければならない」と指摘した。

大統領の計画を受けて、ヘリテージ財団のケイ・C・ジェームズ所長は「優れた公衆衛生政策は優れた経済政策である」と強調した。

「政権は、しっかりとアメリカ人の健康と安全のバランスを取りながら、悲惨な雇用減少のさなかで生計を回復させるために正しく働いている」と、ヘリテージ財団の全米コロナウイルス回復委員会の17名のメンバーの委員長でもあるジェームズは述べた。委員会は民間企業だけでなく、連邦政府、州政府、地方自治体に助言するための活動をしている。

「アメリカ人の生活の正常化に向けて手堅く進むのを手助けするために、政権に協力できることを期待していいる」と彼女は続けた。

マイク・ペンス副大統領は、段階的アプローチはコロナウイルスが減少した州で再発を防ぐことに焦点を当てるものだと述べた。

「最も脆弱な人についての大統領の新ガイドラインには焦点がある。我々は今日、知事たちに対してこのことを明確に伝えた。アメリカ再開のためのこうした新ガイドラインは、州全体を基礎、または郡ごとを基礎にして実施することができる」とペンスは語った。

「我々がこれに盛り込んだ主要なそして完全に推進する要素は、アメリカ国民の安全と健康だった」と、ホワイトハウスのコロナウイルス・タスクフォースのメンバーである国立アレルギー感染病研究所のアンソニー・ファウチ博士は述べた。

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