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ペロシのトランプ弾劾先延ばしは失敗―上院はオープンで公正な裁判を行う:マルコ・ルビオ上院議員

<引用元:FOXニュース 2020.1.15>マルコ・ルビオ上院議員による寄稿

ナンシー・ペロシ下院議長はトランプ大統領の弾劾条項を上院に送るのを遅らせたが、反トランプ活動家が求めていた結果に至ることはなかった。かえって、党派的な政治劇に過ぎないのだという見方が強まり、弾劾プロセスの信頼性をさらに損なうことになった。

ほとんど誰の目から見ても最新の策略が失敗したことに不満を募らせ――またその過程で数名の上院民主党議員を苛立たせたもした――議長と幹部会は最新の党派的な芝居にシフトしている。つまり、上院共和党が今「隠ぺい」に加担しているという主張だ。

正当に選挙で選ばれた大統領を解任するのは連邦議会の最も厳粛な憲法上の権力だ。その影響力は非常に重大であるため大きな注意と自制を持って行使すべきだ。

建国者はどの議場の責任にも不明瞭さを残さなかった。憲法ではそれを簡潔に提示している。つまり下院が調査して弾劾条項を可決し、責任は上院に移る。上院は「全ての弾劾を審理する唯一の権力」を有するからだ。

上院の役割は新たな調査に取り掛かることではなく、むしろ下院が可決した弾劾条項に基づいて裁判を実施し、大統領を退任させるのが正当であるかどうかを判断することだ。

また上院裁判での最初の討議は下院によって集められた証言と証拠に限定されるというのが、歴史的前例である。それが21年前にビル・クリントン大統領の弾劾裁判で用いられたプロセスだった――現職の民主党の同僚議員の一部が確立したプロセスであり、上院が現在目の前の問題に対して適用しようとしているプロセスでもある。

最初の説明で上院は記録上の主張のみを聞くことになる――下院が築いた記録だ。その最初の段階の後、必要に応じて追加の証人を呼ぶことができる。

上院は最初の論拠が提示される前に捜査を拡大するべきだという主張は、民主党について我々全員が本当だと知っていることを一部暗黙に認めることになる。つまり、下院は焦って義務を完全に遂行することができず、弾劾プロセスを台無しにしたということだ。

またそれはペロシ議長の最新の計略が失敗したことを示している。彼女は弾劾条項の送付を1カ月近く遅らせて、無理やり上院に下院民主党の党派的な駆け引きに対して信憑性を付加させようとしたのだ。

ペロシはそうすることで、憲法上の義務をどのように実行すべきかを上院に指示するために、ありもしない影響力を利用しようと試みた――どうやらCNNを見てやってみようと触発された策らしい。

上院のペロシの同僚の民主党議員がこの党派的なばかげた行為に対して不満を公言するようになってようやく、議長は折れて最終的に弾劾条項を手放した。

そして今責任は上院にある。民主党側の話とは裏腹に、また彼らに迎合するメディアの話はいうまでもないが、この裁判はオープンで公正だ。どちらの側にも自分たちの主張の正しさを説明するチャンスがある。

中立的な上院議員は誰もいない。結局のところ、一部の民主党は大統領を交代させるための全国運動を展開しているし、上院少数党院内総務は先月いっぱい、下院議長に歩み寄る最も合理的な道に対する妨害を調整していた。だが国民と共和国にとっては、真剣で単刀直入な弾劾裁判を実施することが重要なのだ。

最も不可欠な統治機関の正当性が危機に瀕している。我々はゲームをやめて、こうした手続きを前進させなければならない。そうして上院議員は憲法上の義務を実行し、我々が役立てるように選んでくれた国民にとって重要な課題に取り掛かることができる。

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