ドナルド・トランプNEWS

トランプ政権、医療費の透明化によって患者にとっての大きな勝利を果たす

<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.11.15>クイン・ヒルヤー氏による寄稿

国のヘルスケア制度の改善に関して、トランプ政権はこれまで法制上できなかったいくつかの良い事を行政として実行し続けている。

15日には価格設定と選択肢の透明性に向けた2つの大きな対策を講じた。患者は今後選択肢と費用がどうなるかをより深く理解できるようになる。大統領のそのチームの取り組みは称賛に価する。

特に政権は公式に1つの(行政プロセス上まだ「決定的」ではない)新ルールを提案し、もう1つを最終決定した。実際、「保険適用の透明性ルール(Transparency in Coverage rule)」では健康保険に、「患者が治療を受ける前に特定の業者間でコストを確認して比較できる」ようにするために、「適用される全ての医療品目とサービスの費用負担の見積もり」を含めたリアルタイムのオンライン情報の提供を義務付けることになる。

また、健康保険は「公開されたウェブサイト上で、ネットワーク内の業者に対する交渉済みのレートと、ネットワーク外の業者に認可された支払金額を公表する」ことになっている。「この情報を公開するのは、革新を後押しし、情報に基づく価格に敏感な意思決定を支援し、健康保険業界での競争を促進することを意図している」。

15日に最終決定された2つ目のルールには22語の長々としたタイトルがついているが、結論として病院は今後、「提供する品目やサービスの『標準料金』に関する明確で分かりやすい情報を患者に提供」しなければならない。情報には、「患者が病院ごとに標準料金を比較できるような共通要素を提供するために、病院が使用する共通請求や勘定コードといった追加情報・・・また品目やサービスの説明が含まれていなければならない」。

確かに詳細は重要であり、容易に従うには、新しいルールが保険業者と病院に対して十分な指導と支援を提供するのを助けることしかできない。それでもこうした取り組みは、個々の患者とシステムの改善にとって、また最終的には医療費のインフレの削減にとって甚だ重要である。

ほとんど全ての米国人は官僚制度と医療費の全く難解な価格設定のために、困惑、不満、怒り、また時には厳しい経済的困窮を経験している。例えば救急処置室を訪れることになれば、それぞれの治療項目の業者から何カ月も予想外の請求書を受け取るだろう。それぞれの請求書が自分の費用の全体なのか、一部に過ぎないのかも感覚もなしに。

保守派は長い間、自由市場の原理が医療制度の欠陥とハイパーインフレに解決策をもたらすはずだと主張してきた。しかし、価格設定が不透明であれば市場原理は働かない。消費者はそうした決定の根拠となる情報がなければ、数多くの個人の意思決定によって市場に影響を与えることはできない。これら2つのルールによってトランプ政権は、患者が情報を得て、その結果合理的な消費者として行動するのに必要な価格シグナルと他の情報を提供しようとしている。

そうする中で、現実的な選択と、請求システムがどのように影響を与えるかをもっと確実に理解することから個々人がもっと利益を得るだけでなく、多くの人が計算可能な結果によって本当の選択を行うことから生まれる価格押し下げの圧力から、制度全体が利益を受けるはずだ。

だから改めてトランプチームに称賛を贈る。これらのルールで、ヘルスケア制度自体はより健全になろうとしている。

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