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プエルトリコ元高官が災害援助資金の不正利用で逮捕:メディアは猛非難したがトランプは正しかった

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<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.7.12>ベケット・アダムズ氏による論説

トランプ大統領が4月に、「腐敗した、または無能な」プエルトリコ当局者が2017年のハリケーン・マリア後の救援活動をひどく台無しにした、と主張した時のことを覚えているだろうか?

政治家とジャーナリストが、トランプは嘘をついている、あるいは明白な差別主義者だと主張して、トランプの主張に本当にお粗末な反応をしたことを覚えているだろうか?

どうやら大統領は正しかったようだ。プエルトリコ当局者が今週、援助資金を盗んだ容疑で逮捕されたと、ワシントン・エグザミナーのティム・ピアースは次のように報道した。

FBIは、2人のプエルトリコ元高官を、災害援助納付金を政治的つながりのある請負業者に供与したことにより逮捕した。

10日の逮捕によって連邦議会では、島の腐敗が最近成立した災害援助法の有効性を鈍らせるという懸念が持ち上がっている。ワシントン・ポストによると、ラウル・グリハルバ下院議員(民主党、アリゾナ)は、プエルトリコのリカルド・ロッセロ知事の辞任を要求した。

FBIの起訴状では、プエルトリコのジュリア・ケルハー元教育長官、アンジェラ・アビラマレロ健康保険局元チーフ、そして他4名を米国災害援助の詐取に関連する罪で訴えている。ケルハーとアビラマレロはどちらも、4月と6月に辞任する前、ロッセロ政権で職務に就いていた。グリハルバ議員は、2017年のハリケーン・マリアからの島での復興活動を監督する下院天然資源委員会の委員長だ。

(略)

逮捕が行われたのは、島に対する190億ドルの災害援助法案を議会が成立させて数週間後のことだった。2017年9月のハリケーンが島のインフラと送電網に深刻な被害を与えてから、島はまだ困難に立ち向かっている。

全く奇妙なことに、トランプは4月に、民主党議員を資金調達法案をもてあそんでいるとして非難して、ツイッターで小さな騒ぎを起こした時に、いわばこのことを叫んでいた。

プエルトリコの「政治家は無能か、腐敗している」とトランプはツイートし、「彼らの政府は正しいことは何もできず、その場所は混乱状態――何も機能していない。FEMAと軍は緊急対応を奇跡的にやってのけたが、気が狂った無能のサンフアン市長のような政治家は、島を健全な状態に戻すのに全く不十分な仕事をしてきた」と続けた。

トランプは当時、プエルトリコがハリケーン・マリアの結果、ハリケーン・カトリーナ後にニューオーリンズを悪化させたのと同様な政府の腐敗を被っていると示唆したことで、政治家、ジャーナリスト、コメンテーターから猛烈な非難を受けた。

冷静なチャールズ・ブローはニューヨーク・タイムズで、いつものようにぎこちなく、ほとんど理解し難い文章で自説を展開した。「ドナルド・トランプの嘘に満ちた怒りのツイートは・・・白人至上主義者が米国の歴史上ずっと使ってきた手法にそっくりの、トランプ・パターンを続けている」「特に南北戦争後のレコンストラクション以降存在するものだが、この手法には、マイノリティには効果的な政府を作りだす性質と能力が欠けており、マイノリティーの主導する管轄区は絶望的に財源を枯渇させると宣言することが含まれる」

サラ・ジョーンズは、ニューヨーク・マガジンのIntelligencerの別の記事でこう述べた。「有色人種に対するトランプの長年に渡る嫌悪は、プエルトリコに関する彼の誇張と密接な関係がある。彼が話す時には、無理して含意を汲み取ろうとする必要はない。貧しい有色人種を、たかり、受け取る人、ウェルフェア・クイーン(政府の社会福祉制度を悪用して、多額の生活保護費や福祉給付金などをだまし取る女性)として描く紋切り型のイメージは、長い間あちらこちらにあったものであり、移民と福祉が歴史上の様々な点で、二大政党のどちらでも姿勢を刷新するものだと知らされてきた」

「移民は乱暴な仕事泥棒だという主張も、こうしたことなどを起源として生じており、プエルトリコについてのトランプのうそもそうだ」と彼女は続けた。

ワシントン・ポストのフィリップ・バンプはこう書いた。「(トランプは)島に行く資金は浪費されるか、借金の返済のために費やされていると、証拠なしに繰り返し不満を表してきた」

「トランプは常に、プエルトリコ政府を疑わしく無駄が多いとみなし、島が余りにもお金を受け取りすぎているという自身の主張を正当化するために、その考えに飛びついたようだ」とバンプは続けた。

間違いなく彼らは、見落としを認識し、大統領とその仲間はプエルトリコの救援活動が腐敗した地元の高官によって妨害されていたことを認めて、続報を出すことだろう。

今すぐにでも・・・。

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