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言語道断:9/11の恐怖をなかったことにしたイルハン・オマル議員

<引用元:ニューヨーク・ポスト 2019.4.10>編集委員社説

全く情けないことだ。米国の歴史上最も恐ろしい出来事の1つを国会議員が認識できていないとは。

イルハン・オマル下院議員(民主党、ミネソタ州)は3月23日の演説で、「二流市民であることの不快感」を訴えた後、米イスラム関係評議会(CAIR)は「ある人たちが何かをして、(イスラム教徒)が市民の自由を得る権利を失い始めたのを認識したために9/11後に設立された」と主張した。

ある人たちが何かをした?3千人の命を奪った米国に対する凶悪な奇襲攻撃に、よくもそんな言い方をしてくれたものだ。

特にオマルが重点を置いたのはイスラム教徒の権利だったのだから。つまりあのことで、テロリストがイスラムという名目で――米国、イスラエル、西洋に対して戦いを挑む自称「ジハーディスト」として行動したことに注目することが、いっそう不可欠になったからだ。彼らを単に「ある人たち」と呼ぶなら、世界のイスラム教コミュニティを悩ませるがんを否定することになる。

オマルはさらにこう踏み込んだ。「多くの人々は、何かが起こるたびに我々のコミュニティが隠れる必要を感じると思っている」。ここでもまた、「何かが起こる」というのは、(彼女は口には出さないが)「イスラム教徒がテロ行為を行う時」のことを言っている。

イスラム主義者テロリストの攻撃の後でイスラム教徒が「隠れる」と思っている者は誰もいない。一部の少数の行いのためにグループ全体が責められるべきではない。だがテロリズムを打倒するためには、その背後にいるのが誰でありどういう理由なのかという事実に向き合うことが必要とされる。

オマルは逆に、9/11に対する国の対応によってイスラム教徒が「恐怖に陥れられている」と主張した。

ところで、CAIRが設立されたのは9/11後ではなく1994年のことだ。連邦政府は後に同組織を、米国の資金をテロ組織であるハマスへと導く陰謀における未起訴の共謀者に指定した。

それにもかかわらずオマルは10日、殺害の脅迫を受けたことを根拠に、自身の「ある人たちが何かをした」という言葉に対する批判は「扇動」だと宣言して、曖昧な事実をさらに増し加えて主張した。

何だって?誰かがそうした脅迫を単に「ある人たちからの何かの言葉」だと最小限に抑えて言うなら、彼女もきっと激怒するだろう。

9/11で罪もない数千名の人々が殺害されたことをオマルが傲慢にも無視したことに、米国人は誰もが衝撃を受けるはずだ。イスラム教徒も含めて。

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