ドナルド・トランプNEWS

バー司法長官が衝撃証言、FISA不正関連の調査を明言

監察官によるFISA不正疑惑の捜査は数カ月以内に完了、捜査拡大の可能性も

<引用元:ザ・ヒル 2019.4.9>ジョン・ソロモン氏による寄稿

注目を集める議会公聴会で困難な立場に立つと、どんな証人でもその気質が現れるものだ。

ウィリアム・バー司法長官は9日、ロシア捜査の終了以来初の議会証言で、自身が喜怒哀楽、活発さ、派手なプレゼンテーションを重視していないことを示した。民主党が前に爆弾を投げ入れようとしても、長官のやり方は静かで、学者のような、正確なものだった。

だが、2時間以上のバランスの取れた仕事ぶりだったからといって、長官が議員に対してい行った1つの重大な宣言を見落とすべきではない。

バーは、自身の監督下で起きたことではなかったが、FBIが2016年の夏から当時の共和党大統領候補者だったドナルド・トランプに対する防諜捜査を、どのようにして実施するに至ったかを捜査すると議会に答えた。

2016年の大統領選挙日まで3週間を切った頃、FBIまたは司法省がトランプ陣営のアドバイザーであったカーター・ページをスパイするための令状を確保するために、外国情報監視法(FISA)を悪用したかどうかを司法省のマイケル・ホロウィッツ監察官が捜査していることを、我々は1年以上前から知っている。

だがバーは9日、自身の再検証が確かなものでありホロウィッツ監察官の捜査よりもはるかに広範であることをはっきりさせた。それは、トランプ嫌いのFBI防諜捜査官ピーター・ストラックが、2016年7月31日にクロスファイア・ハリケーンというコードネームの捜査を開始した瞬間にまで遡る。

捜査の目的はトランプが選挙を乗っ取るためにロシアと共謀していたかどうかを見極めることだった。そしてすぐに、FBIは、トランプのライバルのヒラリー・クリントンと民主党がスポンサーとなって、イギリスの元諜報局員のクリストファー・スティールが書いた敵対候補者調査プロジェクトを重要な証拠として利用することを選択した。――当時それは未検証だったにもかかわらず。

ロバート・モラー特別検察官は共謀捜査を終結させ、(上下院の情報委員会の共和党議員と同様に)トランプとロシアの共謀はなかったと結論付けた。

だがバーは、ロバート・アダーホルト下院議員(共和、アラバマ)の質問を利用して、その防諜捜査が最初から合法的なものであったか見極めるために、モラーや監察官よりもさらに踏み込みたいと考えていることを示唆した。

バー長官はこう話して、監察官の捜査完了の予定を初めて具体的に明かした。「監察官のチームはロシア捜査でのFISA手続きに対する未解決の捜査を受け持っている。おそらく5月か6月に完了するものと私は聞いている。FISA令状の問題に関してホロウィッツ監察官からの回答を得られるだろうと期待している」

それからバー長官はもっと大きなニュースを自発的に提示した。「もっと広く、私は捜査の実施状況を検証しており、2016年の夏に実施された防諜捜査の全容を把握しようと努めている」

長官はアダ―ホルト議員に、下院情報委員会のデビン・ニューネス前委員長が司法省に刑事送致を行った際に捜査すべき問題が他にも見つかれば、自身の捜査範囲を拡大すると答えたが、それ以上のことは提示しなかった。

(以下略)

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