ドナルド・トランプNEWS

トランプは国境の壁半分以上分の予算を確保

<引用元:デイリー・コーラー 2019.3.7

政権高官からデイリー・コーラーが得た情報によると、トランプの大統領就任から2年で、111マイルの南部国境の壁の新設または交換が、実行済みまたは進行中であるという。

結局のところトランプ政権は、希望していた合計722マイルのうち約445マイル分の予算を確保したということが、本紙分析で明らかになっている。分析結果が有効となるのは、国家非常事態と大統領令による予算が全て法廷闘争で守られる場合に限る。

政権高官は、この数字が、18フィートの柱状フェンスまたは32フィートの堤防状フェンスのためのものであると強調した。それはトランプが必要なものだと強調してきた障壁である。

壁のための費用支出は2017年度に始まっており、3億4100万ドルが、カリフォルニア州、ニューメキシコ州、テキサス州での壁の交換のために義務付けられた。この予算は、40マイル分の壁の新規建設または交換に充てられており、37マイル分は完成または進行中である。

2018年には、13億7700万ドルが、82マイルを超える国境の壁の新設または交換のために割り当てられた。政権高官は、この予算で、約74マイルの壁の新規または交換工事が完了または進行中であると指摘した。この壁は、テキサス南部などの場所の国境沿いの、リオグランデ・バレー区域で建設または交換されたものだ。

2019年度は国境の壁予算をめぐりトランプと議会の間で大きな衝突があり、政権側が57億ドルを要求し、民主党側は13億7500万ドル以下で壁のために使用しないことを提案していた。35日間の政府機関一部閉鎖と3週間の交渉の末、最終的にトランプは、13億7500万ドルを議会によって割り当てられた予算として受け入れ、南部国境での国家非常事態を宣言した。

トランプの非常事態宣言と他の大統領令により、財務省の没収財産の資金から6億ドル、麻薬取締予算の25億ドル、そして最高司令官としての権限で36億ドルの予算を引き出すことができた。

国家非常事態宣言は、即座に16の州で訴訟を起こされた。カリフォルニア州が準備したもので、サンフランシスコの連邦地方裁判所に訴えが出された。控訴を受け持つのは第9巡回控訴裁判所となる。

高官は、追加の国境の壁を323マイルと試算し、1マイル当たり約2500万ドル掛かると指摘したものの、2019年の予算で建設される壁の完全な推定値を出すことはできなかった。政権高官は、地形によって壁の費用は変わる可能性があると警告したが、リオグランデ・バレー区域のような、必要性の高い地域でのこれまでの壁建設の予算の制約は、トランプの命令にはないと指摘した。

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