ドナルド・トランプNEWS

長引く政府閉鎖の中で、トランプを堅く支持する草の根共和党員

<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.1.24

(ニューメキシコ州サンタ・アナ・プエブロ)移民をめぐる党派的な小競り合いの中で、歴史的な政府機関一部閉鎖が際限なく続いているが、草の根共和党はトランプ大統領を堅く支持している。

それが、23日に年次冬季会議のために全国から集まった共和党全国委員会(RNC)のメンバーからの、一致した報告だった。彼らはインタビューの中で、地域社会の熱心な共和党員はトランプを支持しており、またトランプが政府再開と引き換えに数十億ドルの国境の壁の予算を要求していることを支持すると答えた。民主党は拒否しており、移民政策について交渉することに同意する前に、トランプが閉鎖を終わらせると主張している。

アラスカ州のRNCメンバーであるピーター・ゴールドバーグは、ワシントンエグザミナーにこう語った。「私が知っている草の根共和党員の間では、大統領が支持されている。大統領に降参して欲しくないと思っているのだ。大統領が求めている壁のための予算ははした金だ。昼食代だ」

サウスカロライナ州のRNCメンバーであるグレン・マッコールは、こう言い添えた。「私が話した人は全員――労働者が影響を受けるのを見るのがいやだ。だがこれは、民主党が真剣に話し合いのテーブルに着き、大統領と交渉していたなら何週間も前に解決できた話だ」

ゴールドバーグの故郷の州では連邦政府が主要な雇用主であり、閉鎖が与える打撃はワシントン以外のどこよりも大きいため、リーサ・マーカウスキー上院議員(共和党、アラスカ)はトランプを見限って即時の政府再開を求める気になっている。トランプが、メキシコ国境の壁建設のため50億ドル以上を求めて立ち回る中、一部閉鎖は33日になる。

今月下院の支配を引き継いだ民主党は、ほとんどが南部国境に物理的障壁をさらに建設するための予算を承認することに、断固として反対の立場を保っている。最新の世論調査では、トランプの2020再選の企てが始まろうとする中で、議会民主党がこの論争を勝ち取ろうとしている。

大統領の支持率は41パーセントに低下している。調査によっては、大多数や多数の有権者が閉鎖は大統領の責任だとしており、国境安全政策について民主党に味方している。だが今のところ、トランプの中核的支持者は大統領を堅く支持していると現場の共和党指導層は言っている。

RNC冬季会議のために、アルバカーキ近くのリゾートに集まった共和党内部関係者の中には、内心ではトランプにいら立ちを表す者もいた。公表を前提として話すことを嫌がる大統領批判者は、壁を建設するという政策には賛成している。だが彼らは、民主党から政策の譲歩を引き出す方策として政府閉鎖を利用するという大統領の決断を批判し、国民を説得する努力が欠けていると不満を漏らした。

あるRNCメンバーは、トランプのアプローチを批判してこう話した。「どうやって終わらせるつもりか分からないなら、決してケンカを売るな。彼らはどうやって終わらせるか分かっていないのだ」

草の根共和党員はこうした懸念を共有しておらず、これから先の問題を示す調査データに落胆してもいない、とRNCメンバーは述べた。このような共和党有権者たちは、トランプがこの戦いを挑んでいることに感激しており、最終的にはナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア)を出し抜いて成功すると確信している。

「彼らはこれを堅持する大統領を強く支持している。これは、彼らが実現して欲しいと思っている大統領の主要な選挙公約の1つだ。これは国家安全保障の問題だ。彼らはこれについて、政府閉鎖を行わせている大統領に味方している」と、RNCメンバーでカンザス州の委員長であるケリー・アーノルドは話した。

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