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マティス辞任はトランプによる国防総省改革のチャンス、と内部関係者

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<引用元:ワシントン・タイムズ 2018.12.25

ジェームズ・マティス国防長官の辞任を残念がっていないワシントンの一団がいる。国防総省の仕事から締め出されていると感じているトランプ支持者たちだ。

内部関係者は、マティス氏の首席補佐官であるケビン・M・スウィーニー海軍退役少将が「非政治的」国防総省を説いていたと話す。

彼らはスウィーニー氏の指示を、トランプ選挙陣営の人々や共和党議員には160名の恵まれた、高賃金の任命官への道が制限されるという意味として解釈していた。

マティス氏はスウィーニー氏に、人事面で多大な権限を与えていたと消息筋は話した。スウィーニー氏の国防総省の公式な経歴にはこうに書かれている。「彼は省に関わるあらゆる事柄について、長官に助言と忠告を行うことに責任を持っている」

ある元トランプ陣営アドバイザーはこう語った。
「マティス大将は2016年の選挙中ヒラリーに状況説明をしていたが、選挙後になって初めてトランプ支持者になった。その後彼は、トランプの政策をずっと弱体化させながら、国防総省にトランプ選挙陣営のアドバイザーと代理人を寄せ付けないよう懸命に努力した。彼にはさっさと出て行って欲しいと願っている」

消息筋は、ミシェル・フロノイがマティス氏の「非政治的」国防総省の最たる例だと指摘する。彼女はバラク・オバマ大統領の国防次官を務め、ヒラリー・クリントンの支持者だ。ところが彼女を、マティス氏は最初に国防副長官という極めて恵まれた役職の候補に選び、8年間蚊帳の外で眺めていた一般共和党員を除外した。

ひょっとすると、フロノイを採用しようとしかけたことで、トランプ氏がCBSの「60ミニッツ」で、マティス氏を「ある種の民主党」と呼んだことにつながったのかもしれない。

先週のマティスの発表後、フロノイ氏はNPRで、「我々はとても懸念すべきだ。ジム・マティスはその職務と、また予測不可能性と衝動性、そして性急な決定で知られる大統領に対して、多くの経験と見方を与えた」と話した。

長官代理の職務は最終的に、共和党の外交政策グループ外で長年のボーイング社幹部であったパトリック・M・シャナハンのところに来た。彼は新長官が上院で承認されるまで、1月1日から長官代理として国防総省を率いることになる。

国務省の元上級アドバイザーであるクリスチャン・ウィットンは、こうツイートした。
「マティスが採用したのはほとんど民主党だったから、これは国防総省の政治任命官をトランプがやり直すチャンスだ」「そうなれば素晴らしい」

事情に通じるある消息筋は、マティス氏の人事判断を理解するなら、彼は保守派のシンクタンクの見知らぬ人とは対照的に、自分の知る人か、一緒に働いたことのある人を好むということだと話した。

消息筋は、マティスがジェームズ・F・ガーツ(James F. Geurts)を調達担当海軍次官に承認したのは、ガーツ氏が米国軍司令部で武器調達の仕事をしていたことを知っていたためだと話した。

空母打撃軍の元司令官であるスウィーニー氏は、マティス氏が彼を民間の技術分野から引っ張り出して、自身の首席補佐官にする前、陸軍総軍とその後は中央軍で側近として国防長官のために働いていた。

2番目の消息筋はスウィーニー氏を弁護している。スウィーニー氏は非政治的な国防総省を強く主張しながらも、共和党の推薦を求めたが、結局ホワイトハウスの門番によって到着時死亡となるであろう「ネバー・トランパー」の潮流と衝突することになった、とその内部関係者は話した。

「スウィーニーは名前を挙げてもらうのに人に頼ってきた」とその消息筋は話し、反トランプのツイートやブログがあれば候補として不適格とされたと付け加えた。

共和党採用の例として、この消息筋は法務担当の国防次官、ロバート・フッドを挙げた。彼はニュート・ギングリッチ下院議長の側近としてワシントンのことを学び、ジョージ・W・ブッシュ大統領の下でいくつかの役職に就いた。

ワシントンの共和党エスタブリッシュメントの多くは、トランプ候補者と戦争状態に突入し、元フロリダ知事のジェブ・ブッシュやマルコ・ルビオ上院議員のような同じ党のライバルを支持した。例えば2016年8月、共和党の50名の元国家安全保障関係者が抗議の手紙に署名した。

彼らはこう主張していた。
「彼(トランプ)は嘘と真実を区別できないか、そうしようとない。相反する見方は後押ししない。自己抑制に欠き、衝動的に行動する。個人的な批判に忍耐できない。とっぴな行動によって最も近い同盟国を警戒させた。こうした全てが、米国の核兵器の使用権を持つ、最高司令官である大統領となろうという人物においては、危険な資質だ」

署名者には、ジョージ・W・ブッシュのCIA長官で、空軍退役大将のマイケル・ヘイデンの名前もあった。今でもトランプ氏の振る舞いや外交政策を厳しく批判している。

だが全ての共和党員がトランプを敬遠したわけではなかった。トランプのアドバイザーであるヘンリー・キッシンジャー、またジェームズ・A・ベイカーの、元国務長官の2名は棄権していた。

ワシントン・タイムズは国防総省報道官のダナ・W・ホワイトに、保守派のトランプ支持者が障害に直面していたという不満について質問した。

ホワイト氏はこう答えた。
「個人的には、ケビン・スウィーニーが国防総省内部で適任の共和党員を採用しようと不断の努力をしていると請け合うことができます。残念なことに、共和党の国家安全保障エスタブリッシュメントの多くは、自称『ネバー・トランパー』として、検討から外れました。そのため、重要な国家安全保障の職務にとって、政治的なことを見極めて吟味するのが難しくなっています」

ホワイト氏自身は、下院共和党の元報道官、2008年ジョン・マケイン大統領選挙運動アドバイザー、またヘリテージ財団のプログラム・ディレクターとして、保守派としての確かな経歴を持っている。

トランプ陣営の元スタッフは、献身的に働き、トランプ・ロシア捜査を耐え忍んできた多数の人たちを大統領が見放したと、考えている人が多いと話した。

元アドバイザーはこう話した。
「マティス大将は、2020年再選運動に関わることを考えている保守者にとっての教訓だ。2016年の選挙中、重大なリスクを賭けてトランプを支持した数多くのアドバイザーは、非常に多くの人々によって自分たちの生活が破壊された。一方で、マティスは国防総省に彼らを寄せ付けないよう最大限の努力をして、追い打ちをかけた」

 

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