<引用元:デイリー・シグナル 2018.12.14>
ドナルド・トランプ大統領は、様々な信仰に対してもっと寛容さを持つよう強く求めることを、世界中の政府から委ねられており、「宗教迫害の鉄のカーテン」を解体しようとしている。デイリー・シグナルとのインタビューでそう語ったのは、宗教の自由のためのトランプ政権特使だ。
元カンザス州知事で、トランプ政権の宗教の自由のための国際特使であるサム・ブラウンバックは、「世界のほとんどの人たちは、自分の信仰の教えによって行動している」とインタビューの中で話した。
彼はこう話した。「世界の多く―今その数を調べているところだが―約80パーセントは、宗教的に制限された状況で生活している。つまり彼らには宗教の自由がないということだ」
ブラウンバック氏は、しかしアメリカでは「宗教の自由は根本的な権利であり、神から与えられた権利であり」、「政府にはそれに干渉する権利はない」と述べた。
「だから我々はそれを推進している。またそれが重要な理由は、非常にたくさんの人に影響を与えるからであり、本当にそれを推進しようと前向きに立ち上がろうとする国が非常に少ないからだ」と彼は話した。
彼は1996年から2011年まで上院議員を務め、その後カンザス州知事として2期目を務めていた時、2017年7月にトランプによって現職に任命された。
レリジョン・ニュース・サービスの記事によると、メソジスト派として育ったブラウンバックは、2002年にカトリックに改宗したが、昨年には無宗派の福音派教会に参加した。
62歳のブラウンバックは、国際的な宗教の自由の現状を、「制限された雰囲気」の中で暮らすイランのような国の市民にとって「良くない」と呼んだ。
彼はデイリー・シグナルとの11月30日のインタビューでこう話した。
「残念ながら、宗教的な制限は過去20年で増加している。全く良い地域もある。だが傾向としては宗教の自由に逆行してきている」ブラウンバックはさらにこう続けた。
「それでも、アメリカは本当にこれに傾倒し、これを推進し、『成長したければ、重要なこととしてできることの1つは、宗教の自由を提供することだ』と各国に示して(政権が進展させて)いると思う」イランのイスラム教政権は、宗教の自由を積極的に制限している国で人々が直面する問題を突きつける厳しい例だと彼は述べた。
「イランでは、支配的なシーア派の宗教以外の信仰を実践することで、拘束され、投獄され、あるいは手を切断されたり殺されたりする」
ブラウンバックは、トランプは国際的な宗教の自由を政権の焦点にしてきたのだと述べた。彼は、マイク・ポンペオ国務長官が主催した第1回Ministerial to Advance Religious Freedomが、大統領の注力を示していると述べた。
ワシントンで7月24日から26日まで開催された会議に、合計84カ国が参加し、参加者には1000の市民団体と宗教団体もいたと彼は述べた。
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ブラウンバックは、テロと反逆の罪でトルコに2年間拘留されていた、アメリカ人牧師のアンドリュー・ブランソンが10月に解放されたことは、宗教の自由に対するトランプの注力を示していると述べた。
「彼は驚くべき男だ。アンドリュー・ブランソン、そしてトランプ大統領は素晴らしい大統領だ。大統領が、トランプがそれをやってのけたのだ」
彼はブランソンの解放のためにトランプがしたことは、トルコの通貨を「暴落」させることになったアルミと鉄に対する関税を含めて、注目に値するものだと述べた。
ブランソンはこう話した。「政権が無実の人を救おうとするのを見るのは、トルコとの間にある他の国際問題などにもかかわらず、喜ばしいことだ。『この人は不当な扱いを受けているアメリカ人だ。だから彼のために支援する』と言って、実際に行動した。彼が出られたのを見て嬉しかった」
(以下略)