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COP24は米国の8,200世帯の電力使用1年分を超えるCO2を排出

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<引用元:デイリー・シグナル 2018.12.3

今年の国連気候会議は、国連自体の数字によると、米国の8,200世帯分以上の年間電力使用量に匹敵する二酸化炭素を排出することになる。

国連はCOP24と呼ばれる締約国会議が、55,000トンの二酸化炭素を排出すると見積もっている。それは、国連当局者が空気中に蓄積されないようにしている温室効果ガスそのものだ。

米国環境保護庁(EPA)の数字に基づくと、それは11,700台の自動車を1年間運転するか、タンクローリー728台分のガソリン以上に匹敵する。その二酸化炭素排出量は、EPAによると、米国の8,243世帯分の年間電力使用量と同じだ。

しかし、それは会議自体の排出量だけを含めたものであり、ポーランドのカトヴィツェでの会議に飛行機でやって来る何千もの人々に関連する排出量が除外されているため、故意に低く見積もった評価だ。有名人を含む会議参加者の中には、少なからずプライベートジェットを飛ばす人もいるだろう。

そうした排出量を考慮に入れた場合、COP24の二酸化炭素排出量は、環境経済学者のリチャード・トルによると、はるかに高いものとなる。

トルはデイリー・コーラー・ニュース・ファウンデーションに対して、「カトヴィツェではヨーロッパ以外の人全員のために複数の滞在場所が必要となるため、(排出量は)おそらく極度に高くなる」と話した。

その高い二酸化炭素排出量は、国連の偽善的なイメージに貢献するだけのものだ。実のところ、国連環境計画の前事務局長は、地球温暖化を食い止めるために世界に排出量削減の警告をする中で、広範囲で高額な費用をかけた旅行をめぐって11月に辞任を強いられた

国連当局は、COP24を、人類が壊滅的な地球温暖化を避けるための最後のチャンスの1つとして、これまで数カ月をかけて誇大に宣伝した。10月に発表された国連の報告書では、温暖化を食い止めるために、今世紀末までに1トン当たり27,000ドルの炭素税が必要となると示唆していた。

トルはCOP24の費用が1億3千万ドルを越えるとも見積もっているが、何万人もの人々を宿泊させるために、新しい施設をまとめて、つまりは1つの町を建設しなければならないため、それも過小評価だとみなしている。

トルはメールでこう答えた。
「カトヴィツェには3万の人がいて―1,300人年(訳注:1年でこなせる工数の単位)だ。私は1億3千万ドルと見積もる。それは過小評価だ。新しい街を作っているのだから」

ポーランドで3日に幕を開けたCOP24には、3万名以上の人々が参加すると予想されている。60日間、国連当局者、外交官、環境保護主義者、そしてジャーナリストが、会議を収容するために設営された何千平方メートルもの仮説建造物を行き来して、電力と燃料を大量に消費する。

会議の目標は、2016年に発効されたパリ協定の履行を促進することだ。英国の自然研究家で番組制作者のサー・デイビッド・アッテンボローは、地球温暖化を止めるために何も行動しなければ、大惨事となるという悲観的予測で会議の幕を開けた

しかしながらアッテンボローは、他の何千人もの人たち同様、ポーランドの石炭国家の中心にあるカトヴィツェに到着して、間違いなく多くの二酸化炭素を排出したのだ。

国連は長い間、その会議の二酸化炭素排出量とコストが高いことで批判されてきた。国連の2015年の気候会議では、30万トンの二酸化炭素排出という結果となったようだ。そのほとんどは関連する飛行機での移動による。

このような偽善的なイメージに対処するために、国連は森林プロジェクトに出資することで会議による排出量を相殺することに専念してきた。COP24のために、国連はポーランドの森林庁に600万本の植林のための費用を支払う予定だ。

しかし、二酸化炭素の「オフセット(相殺)」は、再生可能エネルギー計画や森林再生に資金提供することで、理論上の排出削減費用を支払うことを許しているため、いささか物議を醸している。

また国連は、会議と無関係な排出のためにオフセットを買うCOP24参加者に無料のネックストラップを提供している。それには国連による会議の排出量の計算方法に基づいた、飛行機での移動が含まれているのかもしれない。

トルはこう話した。
「多くの人はそれを自分たちの必要経費に入れるだろう。するとこれは安上がりの美徳というわけだ」

(By マイケル・バスタシュ、デイリー・コーラー・ニュース・ファウンデーション記者)

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