記事翻訳

トランプ、重要ロシア捜査文書の機密解除を「真剣に」検討

投稿日:2018年11月10日

<引用元:SaraACarter.com 2018.11.7

ドナルド・トランプ大統領は7日、FBIのロシア捜査対応を捜査していた元共和党下院幹部が要求していた多数の文書の機密解除を、「真剣に」検討していると述べた。トランプはホワイトハウスで行われた記者会見の場で、共和党が上院選で勝利したことを称え、民主党の新下院幹部と協力することを望むと語ったが、敵意に満ちた会見の中で質問を叩きつけられた。

大統領は、ロバート・モラー特別検察官の捜査を終了させるかどうかについての質問に対して、「やろうと思えばできる。すぐにでも誰であっても解任できる。政治的に、止めさせたくないということだ」と述べた。

トランプは特別検察官の捜査についてこう話した。「侮辱だ。犯罪はないのだから開始されるべきではなかった」

さらに「彼らは全員相反があり、相反という点では誰も見たことのないほどのものだ」と話した。

トランプは、ジェームズ・コミー前FBI長官について言及した。コミーは2017年5月に、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官がコミーの失敗を厳しく批判する手紙を書いた後、解任された。その手紙によってトランプはコミーを解任する結果になった。

ところが、コミー解任後、(民主党の圧力を受けた)ローゼンスタインは、モラーをトランプ捜査のための特別検察官に任命した。10月には、FBI元主席法律顧問のジェームズ・ベーカーの宣誓証言中に、ローゼンスタインについて懸念すべき情報が浮上した。ベーカーは、元FBI副長官のアンドリュー・マッケイブと元FBI弁護士のリサ・ページが、2017年5月にローゼンスタインと会った直後に彼らと会ったと議員に話した。ベーカーは、マッケイブ、ページ、ローゼンスタインがトランプ大統領を密かに録音する可能性について話し合っていたと述べた。ベーカーは、FBIの主席弁護士で、コミーの側近でもあったが、自身はローゼンスタインとの会談には参加していなかったと指摘。ベーカーは、ローゼンスタインが大統領を不適当だという理由で解任するために、修正第25条を行使する可能性についても話し合っていたと述べた。

トランプは7日、こう話した。
「ところでコミーは、嘘をつき情報をリークし、機密情報もリークししていたが、そこでは何も起こらなかった。おそらく、もしかすると私の知らないことが何か起こっているのかもしれない。だが私がどうするか分かるだろう。ただ続けさせるだけだ。彼らはたくさんのお金を無駄にしているが、続けさせよう。すぐに止めさせて捜査はもう終わりだと言うこともできるが・・・率直に言うとそれは侮辱であり、我々の国にとって恥であり、国民にとっての恥であり、ひどすぎる事だ」

大統領は、共和党議員が1年前から要求してきた文書の機密解除を、まだ「真剣に」検討していると警告した。議員たちは、トランプ陣営に対するFBI捜査の対応における、透明性の必要性を視野に入れてきた。

トランプはこう話した。
「我々はそれをとても真剣に、機密解除をとても真剣に調査している。反対する人たちが、どうしてそうした文書を機密解除させたくないのかについては、驚くばかりで・・・我々はとても慎重に調査している。私は確かに中間選挙の後まで待ちたかった」

8月に、トランプは機密文書を、検証のため司法省監察官のマイケル・ホロウィッツに引き渡した。トランプは当初機密解除するつもりだと示唆していたが、文書が機密解除された場合に国家安全保障上の影響がないか確認したいと述べ、突然考えを変えた。

文書には、司法省職員のブルース・オーのFBIによる聴取に関連するものが全て含まれている。オーは、FBI捜査での自身の役割を上司に伝えなかったことで、3度格下げされ、8月に議会に対して宣誓証言した中では、FBが元スパイでロシア文書の作成者であるクリストファー・スティールとの連絡を継続できるように、裏の連絡窓口として利用されていたことを認めた。当時FBIは、スティールがマスコミに情報を流していることを把握してから、秘密の情報源としての契約を打ち切っていた。

消息筋によると、FBI捜査官はオーとの全12回に渡る聴取で大量の記録を保持していた。そうした聴取はFBIでは302レポートとして知られている。その302レポートは、短期間トランプ陣営のボランティアスタッフを務めたカーター・ページをスパイするのに利用された外国情報監視法(FISA)令状と、捜査に関する「ギャング・オブ・エイト」記録と一緒に、現在ホロウィッツが検証中だ。

議会は、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官とクリストファー・レイFBI長官との戦いが無駄に終わってから、何カ月もの間トランプに文書の機密解除を要求してきた。議員の中には、セキュリティ・クリアランスによって文書を見たことのある人物もおり、機密解除されても「情報源や手段」が暴露されることはないが、秘密の外国情報監視裁判所について、FBIが乱用したという広範な証拠が暴露されるだろうとしている。

-記事翻訳
-

関連記事

FBIがFISA乱用とヒラリーメール捜査に関する資料提出のための職員倍増へ

<引用元:ワシントン・エグザミナー 2018.3.27> FBIのクリストファー・レイ長官は27日、下院司法委員会のボブ・グッドラット委員長による記録請求に対応するFBI職員の数を倍増させると発表した …

米下院情報委員会メモ公開の公算大、民主党は反撃準備へ

米下院情報委員会は1月18日、トランプ大統領のロシア疑惑捜査に関連して、司法省と捜査機関によるFISA(外国情報監視法)の乱用があったことを示すメモを下院内で公開したが、近く一般への公開が決定される公 …

FBI不正疑惑へのダーラム捜査は犯罪捜査に進展、と消息筋

<引用元:FOXニュース 2019.10.24-25> 2016年の大統領選挙直前から2017年春に至るまでのFBIと司法省の不正疑惑に対して、ジョン・ダーラム連邦検察官が続けている調査は、本格的な犯 …

FISA悪用の証拠が下院で公開、政府高官の更迭・モラー捜査終了の可能性も

ジャーナリストのサラ・カーター氏が入手した情報によると、18日、米国のFISA(外国情報監視法)が広範に渡って悪用されたことを示す機密文書についての報告書が、下院議員全員に公開された。消息筋は、新事実 …

ロジャーズ大将が暴いたもう一つのFISA不正

2016年、当時の米国家安全保障局(NSA)のマイケル・ロジャーズ長官(海軍大将)は、外国人監視法(FISA)によって傍受したデータの照会に不正があることを発見した。 コンプライアンスチームによる調査 …

アーカイブ

@JpWelovetrump