ドナルド・トランプNEWS

FOXニュース、カバノー報道でも依然視聴数トップ―CNNは「便所に落ちる」?

日本の特にテレビで報道されるアメリカのニュースは、CNN、ABC、NBCといったアメリカの「リベラル系」メディアと提携しているせいか、保守系のFOXニュースによる報道を目にすることは少ない。今では視聴率においてFOXがダントツだということも知られていないかもしれない。10月2日にフォックス・ニュース・チャンネル(FNC)は、2018年第3四半期で67回連続してトップの視聴率を記録したと発表している。

第3四半期の合計視聴者数としてFNCは、140万を記録しており、これに対してMSNBCが100万、CNNが77万2000となっている。またこの3社の中で、CNNだけが前年比で減少(マイナス9パーセント)しているという。

先日正式に最高裁判事に就任したカバノー氏の上院承認をめぐる一連の報道でも、FOXが「ケーブルテレビ王(King of Cable)」の地位を保っていたことをデイリー・コーラーが以下のように伝えている。

「FOXニュースがCNNとMSNBCを視聴率で破り、2社の合計を超える視聴者を獲得」

FOXニュースは先週、ブレット・カバノー最高裁判事の劇的な承認公聴会とその後の投票が行われる間、「ケーブルテレビ王」の座を維持した。

FOXは全ての視聴者層でライバルのCNNとMSNBCを破った。ニールセン・メディア・リサーチによると、10月1日から10月7日までで、FOXニュースの視聴者数はゴールデンタイムと終日の両方の合計でCNNとMSNBCの倍以上だった。

(略)

カバノー承認投票をめぐる劇的な出来事による高視聴率によってさえ、CNNはトップ5に食い込むことができなかった。CNNの合計視聴者数はホーム・アンド・ガーデンTV(訳注:不動産や家の修繕をメインとしたチャンネル)にも負け、ホールマーク・チャンネルに辛勝した。

また、ABCのナイトラインで司会を務め、現在はCBSコメンテーターであるテッド・コッペル氏は、10月1日に行われたナショナル・プレス・クラブによるパネルディスカッションの場で、CNNの上級特派員で司会者のブライアン・ステルター氏に、「ドナルド・トランプなしでは、CNNの視聴率は便所に落ちる」と語った(動画)。

トランプ大統領(への批判)を利用して視聴率やクリックを稼いでいるのは、CNNに限ったことではないのかもしれない。

モバイルバージョンを終了