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トランプの支持率向上、ロシア会談をよそに:無傷のボス

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<引用元:Dailywire 2018.7.23>By ベン・シャピロ

ラスムセンの最新調査によると、現在トランプ大統領の支持率は大統領となってから最高の数字に近い46パーセントにまで回復している。また他の全ての調査にもその傾向が反映されている。例えばNBC・WSJの先週末からの調査ではトランプの過去最高の45パーセントを記録した。またその調査ではロシアの独裁者、ウラジミール・プーチンとのヘルシンキでの会談におけるトランプ氏の態度に対して、共和党で53パーセントの支持率しかなかった。ところがトランプ氏に対する総合的な支持率はさほど影響を受けず、ほぼ普遍的な数字(88パーセント)だった。

トランプ氏の高い支持率を何が支えているのか?NBC・WSJの調査はトランプ氏の経済における実績が優位な点となっていることを示唆している。米国人の50パーセントがトランプ氏の経済への取り組みを良く思っているからだ。プーチンに対する取り組みを51パーセントが好ましくないとしており、移民政策に対して58パーセントが不支持で、関税政策に対しては53パーセントが不支持だった。

だがそれ以外にも分かったことがある。トランプ氏の支持率は大統領となるずっと前から意外なことに安定しているという事だ。大統領となってすぐも現在とほぼ同じであり、選挙中もやはり40パーセント台前半をさまよっていた。新聞報道もトランプ氏には全く影響しない。全ては織り込み済みだからだ。トランプ氏は政治の世界のスーパーボウルになった。つまり誰もが見て話題にする事に。

つまり新たな情報が数字を変えることはないという事だ。

しかし、変化がもたらされるのは議会の選挙に対するトランプ氏の影響力だ。共和党はトランプが受けている評価には程遠い。つまりトランプが不評を買うと票の影響をまともに食らうことになる。例えば最近一連の騒ぎが起きる前の6月の初めに、民主党は全体として共和党を3ポイントリードしていた。 RealClearPoliticsによると現在その数字は7.4パーセントだ。

それはトランプ氏に限ったことではない。オバマ大統領は就任中高い支持率を維持していたが、それは誰もがオバマ氏に対する意見を持っていたからだ。だが彼の行動はオバマ自身よりも民主党議員に対して、はるかに大きな影響を与えた。そのため民主党は全国で大敗を喫した。それらが示すのは、共和党がトランプ氏の堅固な支持率のおかげで勝利を宣言する前に、用心するのが妥当だという事だ。つまり全国の票のばらつきはもはや、議員の支持率ほど大統領の支持率にはほとんど適用できないようなのだ。それは我々が大統領をすべての党派争いの代理として利用してきたからだ。また議会選挙の投票にわざわざ行く度合いは低くなり、緊迫感が減っているようだであるが、それに対して政治的な判断をするには微妙なニュアンスが残されているようだ。

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