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ギングリッチ:自分の理解できなもの(トランプ)を攻撃するエリートたち

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<引用元:ギングリッチ・プロダクション 2018.3.16> By Newt Gingrich

トランプ大統領が就任してから14カ月近くになるが、メディアとワシントンのエスタブリッシュメントは、いまだにこの国の第45代大統領のことを理解していない。今も大統領の働きと成果を批判し、歪曲し、信用を傷つけ、無視しているのだが、大統領のやっていることやそのやり方を本当に理解しようと努力することはほとんどない。

これが、トランプが大統領選出馬を表明して以来、エリートたちの取ってきたパターンであり、それがきっかけで、ニューヨーク・タイムズのベストセラーNo.1に輝いた「Understanding Trump」を昨年執筆することになったのだが、今週この本のペーパーバック版が発売された。

トランプ大統領が環太平洋パートナーシップとパリ協定から米国を離脱させたとき、エリートたちは、ことによるとこのような悪い協定と決別するのが、米国人にとって良い結果になるのではないかということが分からなかった。なんといっても、ワシントンのエリートたちの中には、これらの協定の草案作りに協力した者たちもおり、リベラル系メディアは心の中で、こういった協定は良いものに違いないと本気で思っていたのだ。

トランプ大統領は外国製品に直接の貿易措置を課した。それはソーラーパネル、鉄鋼、アルミなどの製品であり、弱められていた米国の産業を保護するためであった。そのときエリートたちは、反射的に大統領の政治・貿易・外交政策の見識を疑問視した。トランプ大統領は国際的なビジネスに何十年も成功してきたことで、知識に根差した意見と世界観を持っており、それが単に自分たちとは反対なだけなのではないか、と立ち止まって考える者は誰もいなかったように思われる。

トランプ大統領が閣僚とスタッフを異動させると、ワシントンと全国のメディアは、これらの判断がホワイトハウス内部の危険な不安定さの兆候だと主張してきた。最高のビジネス指導者や経営者が、組織の長期的な戦略や使命を改善するために、定期的に厳しい人員配置の決断を行うということは、意に介さない。

エリートたちは、従来からのワシントン的見方とは異なる見方でトランプ政権を考えることを、単に拒否しているようだ。それも、トランプ大統領が昔ながらのエスタブリッシュメントに加わったことがなかった(またそこから脱却することを表している)という事実にもかかわらずに、だ。このような困惑した、不適格者という分析のアプローチは、エリートたちがその後ワシントンの専門用語を使って大統領を定義し、非難しようとすることによって悪化している。

彼らは心の中で、トランプ大統領は第二次世界大戦後の型にはまらないと考えている。つまり、米国が全ての同盟国を — また中には敵国ですら — 支えるだけの余裕を持った世界で唯一の真の超大国だとする型のことだ。そのためエリートたちは、トランプ大統領は孤立主義者だと主張する。

トランプは伝統的な共和党の自由貿易主義者の型に当てはまらない。というのも、米国人も貿易協定から利益を得なければならないと要求しているからだ。したがって、エリートによると、保護主義者に違いないというのだ。

大統領就任時のチームには、政界で何十年もの経歴を持っていた政治屋と政策通はいなかった。そのためエリートたちはトランプ政権は経験が浅いと主張する。

最後に、トランプ大統領は、何かを決心したときに断固たる行動を取ることを恐れない。ゆえにエリートたちは不安定だと主張しているのだ。

しかしながら、米国人の多くは、これらのワシントンの言葉(孤立主義者、保護主義者、経験が浅い、不安定)を聞いても、自分たちの大統領やその政権とは関係ないことだと見なしている。

米国人の多くは、悪い多国間協定と不公平な貿易協定の結果として、長年工場が閉鎖され米国の繁栄が縮小するのを目撃してきた。そのためトランプ大統領がTPPとパリ協定を離脱すると決断したことは、必要なことであり長年の懸案であったと考えている。彼らにとっては、大統領は、米国の成功を犠牲にして他国を助けるような取り決めから離脱するために取り組んできたのだ。それは良い経営者なら誰でもやることと同じだというのだ。

同様に彼らは、大統領は、海外での我が国の利益を守る印として、不正な貿易を行う外国を止めるための措置を取っていると考えている。それもまた良いビジネスリーダーであれば行うことだ。

トランプ大統領がチームのメンバーの1人を、自らのビジョンにもっと合った人物に入れ替えるとき、米国人のほとんどは、明確な目標を持った標準的な経営者としての行動だと見なしている。

Understanding Trump」の中で、私はトランプがメディアとワシントンのエリートに勝利したと指摘しているのだが、それは単に彼らがトランプを候補者として理解することを拒んだからだった。さらに彼らが、2016年の選挙について全く間違ってしまったのは、ワシントンのエリートの考える伝統的な大統領像とは違うものを米国人が求めていたことが理解できなかったからだ。

エリートたちは私の本を読まなかった — あるいはその教訓を重く受け止めなかった — ようだ。というも彼らが全く変わっていないからだ。彼らはまだトランプを理解していない。

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