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FBI捜査員ストラックとFISA裁判所判事の友人関係が判明

ロシア疑惑捜査で注目を集めたFBI捜査官ピーター・ストラック氏と、不倫相手の同職員リサ・ページ氏の間で交わされたメールの一部が新たに公開され、マイケル・フリン氏の裁判を担当した判事とストラック氏が親しい間柄であったことが判明した。

ストラック氏とページ氏

問題の判事は連邦地方裁判所のルドルフ・コントレラス判事。FISA(外国情報監視法)裁判所の判事を務めていた同判事は、マイケル・フリン氏がFBIに対する虚偽の供述をしたとされる事件を担当することになったが、その後詳しい理由の説明もなく担当を降りており、(関連記事:モラーのロシア人起訴はフリン前補佐官に対する新展開の前触れか?)その経緯について疑問を呈する向きもあった。

サラ・カーター氏の報道によると、両者のメールでのやり取りは次のようなものであり、コントレラス判事とストラック氏が親しい間柄であったことを示唆している。

2016年6月25日のメールのやり取りの中で、ページ氏は「ルディ(訳注:判事の愛称)がFISA裁判所にいるわ!知っていた?ほんの2カ月前に任命されたのよ」と書いている。その時点で両者は他の話題についてやり取りを続けているが、再度コントレラス判事のことをに話題を戻す。「やったよ。前にも後にもそれについて話し合った。彼と会う必要がある」その後ストラック氏はコントレラス氏についての話に戻っているようだ。

ページ:「それを考えていたの。あなたがFISC判事をGoogleで検索しないといけなくて彼がそこにいたから。本当よ」

ストラック:「・・・彼との話を慎重にするべきだという彼女の指摘は、的を得たものだった。彼が自己忌避しないといけなくなるような状況にならないようにするという意味で」

ページ:「あなたたちのどちらでも、忌避に値するほど意味のあることを詳細に話すとは考えられない」(ページはその後「とにかく、もしからしたらあなたは本気かもしれないけど、そうしなかった」と言って別の話題に戻る)

ストラック:「本当に?ルディが。自分はFBIの諜報を担当している。諜報のためのFISAは全て彼のところに行くが、彼はどうするだろうか?彼の友人が監視しているとして?」

ぺージ:「忌避の基準はかなり高いわ。これが実際に相反を生むとは思わない。それに彼はあなたのやることを知らないでしょう?」

ストラック:「ほとんど彼は私のやっていることを知らない。その水準や範囲や領域のことは。だが彼は非常に思慮深く倫理や相反について厳格だ。〔黒塗り〕は、他の人もみんないる場所で会えば、1対1での面会よりもおそらく良いだろうと提案していた。すまないが、君をそのカクテル・パーティに招待しないといけないだろう。もちろん、君も出席することになる。他に行動を補う職場の人間とも一緒に参加しないといけない」

ページ:「なぜもっとたくさん?ディナー・パーティには6人で全く申し分ないわ」

フェデラリストも同様の報道をしており、このメールのやり取りが当初は議会に明らかにされていなかったことを指摘している。

ページ氏とストラック氏がコントレラス氏との面談を企てていたことを示すメールは、当初議会には秘密にされていた。司法省が議会に提供した記録では、コントレラス氏について言及したやり取りと、カクテル・パーティを装って同氏と面談する計画は、連邦法執行当局によって完全に黒塗りされていた。

実際にこの「パーティー」が行われたかは不明であり、コントレラス判事がフリン氏の裁判から忌避した理由も依然として明らかにされていない。

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