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ライス元国務長官=トランプが人種差別主義者だという認識はマスコミのせい

コンドリーザ・ライス元国務長官は米MSNBCの3月1日の番組に出演し、トランプ大統領が人種差別主義者であり、米国の分断を助長しているという司会者の示唆に対して反論し、自身の見解を明確に述べた。

デイリー・コーラーの報道によると、司会者が「偏狭さが勢いを増している」というジョージ・W.ブッシュ元大統領の言葉を引き合いに出した際、ライス氏は、現在の米国では「互いにレッテルを張り、互いの悪口を言い合っている」と話し始めた。

司会者はそれを、トランプ氏は悪口を言っているかという質問で遮ったが、それに対してライス氏は、「これが始まったのは今の大統領のずっと前のことです」と述べて、トランプ氏のせいで分断が深まったという主張を退けた。

また、司会者がシャーロッツビルの事件を例に挙げて、さらにトランプ氏が「事態を悪化させている」かどうか尋ねると、ライス氏は次のように話したという。

これについて幅広い視点を持たなければならないと思います。私たちの国は不満の国になってしまいました。「私の不満のほうがあなたの不満より上だ」と言うような国になったのです。それは昨年の事ではありません。過去数年来のことです。

ですから誰もが鏡に向かって「分断が非常に深いのはなぜか?自分はそういった分断を深める事にどんなかかわりを持っているのか?」と自問してみる必要があります。

シャーロッツビルでの事については明らかに、それは非良心的な事でした。善良な人が夜中に松明を掲げることはありません。それは私が子供の頃に実際に経験した、この国で起きたとても嫌な出来事を思い起こさせるものです。私たちが焦点を当てる必要があるのは、私たちを分断させるこういったもっと広範な傾向のことであって、大統領が来る日も来る日も語る事だけではないのです。

司会者は、AP通信社による調査で57パーセントの回答者が、トランプ大統領は人種差別主義者だと思うと答えたという結果について質問した。

ライス氏は、マスコミがそういった非難を繰り返し行ってきたことに原因があると示唆した。

「それはマスコミが何度も何度も繰り返しそう言っていたのを聞いたからで・・・」

すると司会者は慌てて話に割って入ろうとしたが、ライス氏はずばり次のように話した。

「私は大統領に会いました。彼の心の中までは分かりません。しかし、お会いした時に私にとても良く接してくれた方だということは十分に分かっています」

また、ライス氏はロシアが米国の大統領選挙に干渉したことに関して、プーチンはトランプ氏を選挙に勝たせたかったのではなく、ヒラリー・クリントン氏が2012年のロシアの選挙について批判した事に対する報復として行ったものだとする見解を示した。

ウラジミール・プーチンにとって、これは「目には目を」というものだったのです。彼は「目には目を」というような人物であり、ヒラリー・クリントンは彼の選挙を批判していました。それで今度は我々の選挙でも、混乱を広めることができることを示したかったのです。

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