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ギャング犠牲者の家族を励ましたトランプ、移民法案で政府閉鎖も

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トランプ大統領は1月30日の一般教書演説に、ギャング組織MS-13に殺害された十代の少女、ケイラ・クエバスとニーザ・ミケンズの両親を招待し、移民法改革と国境警備の重要性を訴えた。また2月6日、移民法案の通過ができなければ政府閉鎖もあり得ると発言した。

MS-13の犠牲者、ケイラ・クエバスとニーザ・ミケンズ

CBSニューヨークは、ワシントンDCの会場から帰宅した2組の両親をインタビューしているのでこちらから引用する。

トランプ氏は(演説で)「みなさんの悲しみの深さは、私たちには計り知れないものですが、このような痛みを他の家族が決して味わうことのないようにすることはできます」と述べた。

ケイラの母、エブリンは「全く言葉では言い表せないような経験でした。私たちのやっていることが認められ、聞いてもらえたという気持ちです」と語った。

首都から帰宅したばかりの犠牲者の両親たちは、国が自分の娘たちに敬意を表してくれたと感じた。

エブリンは「大統領は正しいことをしようとしているということです」と言った。

ヒスパニック系であることを理由に行くべきではないという者もいたという。

「全くそんなふうには感じなかったわ」と彼女は述べた。

ニーザの母、エリザベスは圧倒されたと述べた。

「それほどまでに私たちと、私たちの表すことが、そして私の娘が愛されているという思いに圧倒されました」とエリザベスは語った。

父のロバートは「大統領に会える機会に恵まれる人はそう多くありません。二人ともそのことに本当に驚いています」と述べた。

エブリンは、「大統領は私のおでこにキスをしてくれました。私はほんのちっぽけな存在だというのに、私のことを受け入れてくれたのです。痛みを感じてくれているという絆を感じました」と語った。

MS-13による惨劇で子供を失うという苦痛と町を安全にしたいという願望。

「彼女(メラニア夫人)の目は涙ぐんでいました。本物だと感じました。偽物ではありません」とエブリンは述べた。

トランプ大統領は彼らに対して諦めないようにと語ったという。

MS-13はマラ・サルバトルチャの略称で、おもにエルサルバドル移民やその末裔から構成されている大規模なギャング組織。そのモットーは「殺し、レイプ、支配」であり、米国内で1万人以上のメンバーがいるとされている。

ホワイトハウスによると、トランプ政権下で司法省は、中米の協力国と共にMS-13の4千人以上のメンバーに対して刑事告訴を行っている。また、2017年度に米国境警備隊が逮捕した536名のギャング関連の違法入国者のうち、40パーセント以上がMS-13と関わりのある者だったとされている。

しかし、現在の法律では「キャッチ&リリース」の悪循環に陥るなどの問題があるため、トランプ政権は移民法改革を目指している。

トランプ氏は、2月6日にホワイトハウスで行われた法執行機関との懇談会の場で次のように述べ、移民法案の通過をめぐって政府閉鎖も辞さないことを表明した。

「国境がなければ国とは言えない。ではこの問題のことで閉鎖を行うだろうか?イエスだ。この場の素晴らしい代表者の代弁はできないが、同意は得られるのではないかと感じている」

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