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オバマはイラン合意のためにヒズボラ麻薬密売を見逃していた

オバマ政権はイラン核合意を推進するためにテロ組織であるヒズボラをかばい、関係する高額の麻薬密売取引に対する捜査を妨害していたことが、ポリティコの報道で明らかになった。

アクシオスがまとめた要点の一部を以下に翻訳引用する。

何が起きたか:(米国)麻薬取締局(DEA)による極秘の密売追跡捜査により、イランによる支援の証拠が発見された。DEAの担当チームは、国務省、司法省、財務省に捜査推進のための要請を行ったが、延期または拒否された。当局者は、政治的な理由で、つまりイランとの核合意の協議を継続するために妨害されたと考えていると公言している。

  • 「交渉の中で、彼ら(イラン人)は早い時期に、ヒズボラのことを放っておく必要がある、圧力を抑える必要があると言っていた。だからオバマ政権は渋々その要求をのみ・・・それは合意にいたることに関して、イランに対して誠実さを示すという戦略的な判断だった」と、元CIAのある人物はポリティコに述べた。
  • (ヒズボラ関連の)捜査は抑えられた。イランとの間に波風を立てて核合意が台無しになることを恐れたためだ」と2月に下院の外交問題委員会に証言したのは、財務省のテロリスト資金局の職員であるキャサリン・バウアー氏だった。
  • オバマが、イラン核合意が成功裏に結ばれたと発表して数カ月以内に、そのプロジェクトの最上級幹部の一部は、指揮を執っていたDEA捜査官も含めて、他の仕事に転属させられた。

問題点:このプロジェクト(捜査)を見失うことは米国の損失となった。報道によれば、現在も継続していると見られているこの麻薬密売活動に対する手掛かりを、米国政府が失ったというだけでなく、世界中の他の犯罪活動を見抜くこともできなくなったということだ。つまり、ヒズボラによるイラン、シリア、ベネズエラ、そしてロシア政府との共謀についても。

米国当局者によると、ヒズボラは大規模に、イラン、ロシア、シリアのアサド政権と協力しており、イラク国内で米国を弱体化させようとするシーア派の過激派を訓練している。

ニューヨーク・ポストは、「Now, this is presidential obstruction(これこそが大統領による司法妨害だ)」と題した論説でオバマ政権の対応を批判している。

外国の権力が米国や他の国で深刻な犯罪を犯している事件に関わる連邦捜査に、大統領が自分の権力を利用して干渉したとしたら?そのようなことがあれば、大変なスキャンダルと見なされるだろうし、そのような失態の真相を調査すべく、特別検察官による連邦捜査が行われることになるのは間違いない。

トランプ大統領に対するロシア疑惑の捜査と同じような状況であることを示し、これを聞いてその話だと思ったら間違いだと皮肉っているのだ。

また、イスラエルのイェシュ・アティッド党のヤエル・ラピード党首は、「オバマがイラン合意のためにヒズボラへの捜査を妨害したのが本当なら、ノーベル平和賞を返還すべきだ」と述べている。

オバマ政権で安全保障を担当したある元幹部は、ポリティコに妨害の事実を否定している。オバマ氏の報道官は、イラン核合意とは関係なくヒズボラに対する対応は継続して行われていたと反論している。

ヒズボラは日本でも国際テロ組織として認定されている。

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