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驚愕:クリントン陣営とDNCはトランプ文書に資金を提供していた

(Photo by Mark Wilson/Getty Images)

<引用元:デイリー・コーラー 2017.10.24>

ヒラリー・クリントンの大統領選挙陣営と民主党全国委員会(DNC)は、あるプロジェクトの一環として政敵の調査を専門とするフュージョンGPSを雇ってドナルド・トランプ氏を調査させ、その結果イギリスの元スパイがまとめた悪名高い文書が作成されることにつながった。

ワシントン・ポストの驚愕すべき報道によると、クリントン陣営とDNCの弁護士を務めるマーク・E・エリアスとその法律事務所パーキンス・クーイは、昨年4月にトランプ氏を調査するためにフュージョンGPSを雇った。

フュージョンはウォールストリート・ジャーナルの元記者が創設した会社であるが、その後元MI6捜査員のクリストファー・スティールを雇い元不動産王のロシアでの行動を調査させた。

イギリスの情報機関時代にモスクワで働いていたスティールは、35ページの文書を作成したが、それは2016年6月20日から12月13日までの間の日付の17のメモから構成されていた。

ワシントン・ポストの記事は、バズフィードが1月10日に発表してから消えることなく文書を取り巻いていた主要な謎を解決する手掛かりとなる。フュージョンは、文書の依頼主の身元を明かすこと含めて、議会や訴訟での数多くの質問への回答を拒否してきた。フュージョンの依頼主についての報道はあいまいだった。文書の資金提供者は、一般にはヒラリー・クリントンの仲間と言われていた。

一つ残っている疑問は、トランプの調査のためにフュージョンを最初に雇ったのは誰かということだ。トランプの立候補に強く反対する共和党の資金提供者が、所定の敵対調査を行うために2015年9月にヒュージョンを雇ったのだと言われている。

ワシントン・ポストによると、クリントン陣営とDNCは選挙の直前の2016年の10月末までヒュージョンに支払いを行っていた。そのプロジェクトのためにフュージョンにいくら支払われたのかは完全には明らかでないが、連邦選挙委員会の記録によると、クリントン陣営はパーキンス・クーイ法律事務所に2015年6月から2016年12月までの間560万ドルを支払っていた。DNCは2015年11月以来、同事務所に360万ドルを支払っていた。

ワシントン・ポストの消息筋は、クリントン陣営とDNCはスティールの調査を指示していないと述べている。

クリントン陣営とDNCがあの文書に直接つながりがあるという驚きの暴露は、共和党議員に材料を与えることになるに違いない。

上院司法委員長のアイオワ州上院議員、チャック・グラスリー氏のような共和党議員は、文書に対して政治的な支援があったことを問題視している。なぜなら、スティールの報告書は、トランプ陣営とロシア政府の共謀に対する捜査を形成するためにFBIが使用したとされているからだ。

FBIは、スティールがトランプに対して調査している間に、スティールと複数回会ったと報道されており、7月が最初でその後は数カ月後のことだった。その文書かスティールとの面談が捜査を促したのかは不明だが、FBIはスティールと会った後すぐに捜査を開始したと言われている。

また、スティールの報告書は、FBIがトランプの元選挙顧問のカーター・ページに対する監視を実施するための申請の中でも引き合いに出されているとも言われており、ページ氏については文書の中でも突出して取り上げられていた。スティールは、匿名の情報源を引き合いに出して、エネルギーコンサルタントのページ氏がクレムリンとの連絡係を務めていたと主張していた。ページ氏はトランプ氏同様、その疑惑を否定していた。

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