FBIは、昨年のヒラリー・クリントンのメール問題に関連して監視団体が起こした訴訟の一環として、アンソニー・ウィーナー個人のノートパソコンにあった7,000以上の新たな文書を国務省に引き渡した。
ジューディシャル・ウォッチと国務省の代表者は、同団体が起こしたクリントンの国務長官時代の電子メールを追及する情報公開訴訟のために、木曜日、ワシントンDCの連邦裁判所に出頭した。
審理の中で7,000の新たな文書が引き渡されたことが浮上した。その収集されたデータにはウィーナーの別居中の妻でクリントンの側近であるフーマ・アベディンが送ったメールが含まれていると考えられている。
ジューディシャル・ウォッチのトム・フィットン会長は審理後に、国務省がウィーナーの文書が政府の記録であるか個人的なものであるか判断すれば、それらの文書を3カ月のうちに受け取ることになるだろうとFOXニュースに対して述べた。
国務省は11月に、クリントン関連の文書を月に500ページ以上ジューディシャル・ウォッチに引き渡すように命じられていた。
しかしフィットンは、とりわけ新たに7,000もの文書が追加された以上は、その処理の遅さに満足していない。
「これでは2020年以降までかかってしまいます。作業が遅いのは弁護士がオバマ政権の残留者だからです。わざとこれを遅らせる人物がまだここにいるのです」とフィットンは、木曜日の審理後にFOXニュースに述べた。
フィットンによると、国務省の弁護士は、文書の処理が遅いのはトランプ大統領の連邦職員雇用凍結による人手不足と、おそらくは11月以降クリントンのメール問題に対する「一般の関心度の低下」のせいだと言ってたそうだ。
国務省は継続中の訴訟についてのコメントはしないとFOXニュースに述べた。
「トランプのホワイトハウスがクリントンのメールに関心を持っていないとは考えられません。トランプ政権になって6カ月ですが、彼らの弁護士はヒラリー・クリントンを擁護し、オバマ政権の不正を擁護しています」とフィットンは語った。
月に500ページのペースでは、ウィーナーのパソコンの文書を「よくて」1年以上かけても受け取れないだろうとフィットンは考えている。
ジューディシャル・ウォッチは、アベディンが政府の機密情報を政府外の別の機器で共有していたかどうかを解明するために、ウィーナーのパソコンのメールを調査している。クリントンが国務長官であったときに個人のサーバーを使って政府の業務を行っていたことが明るみに出た後、そのような情報共有がクリントンのメール捜査の中心となっていた。
ウィーナーのパソコンにあった関連の可能性のあるメールの発見によって、11月の選挙前にわずかながら事件の捜査が再開された。ニューヨーク州の元議員であるウィーナーは、5月に性的メッセージ送信事件をめぐって有罪となっていた。
By Brooke Singman