ドナルド・トランプNEWS

NSA委託業者がロシアのハッキングに関する極秘情報のリークで告訴される

<引用元:FOXニュース 2017.6.5>

連邦の委託業者が、2016年大統領選挙でのロシアのハッキングに関する「極秘レベルの」情報を含む機密報告書をリークしたとして、先週末逮捕され告訴された。

レイ・ウィナー25歳がジョージア州オーガスタの連邦地裁に出頭し、政府の施設から機密資料を持ち去り報道機関に送ったということで告訴されたことを、司法省が月曜日に発表した。

ウィナーの逮捕は、インターセプトのWebサイトにロシアのハッカーがどのようにして少なくとも1つのアメリカの投票ソフトウェアの供給元を攻撃し、10月の終わり、あるいは11月初めに、いわゆる「スピアフィッシング型攻撃」の電子メールを100以上の選挙事務所に送ったかについて詳細な記事を公開した直後に発表された。


司法省はウィナーの告訴がインターセプトの記事と関連するものであるか明言しなかった。しかしながら、同サイトでは記事中の国家安全保障局(NSA)の報告書は今年の5月5日付のものであると述べていた。ウィナーの逮捕を裏付ける供述書にもその報告書が5月5日「付、あるいはその頃」のものであるとされていた。

インターセプトはNSAと国家情報長官事務所にその文書について問い合わせたが、両機関はそれを公開しないことを求めた。そしてアメリカの情報機関職員はインターセプトに特定の箇所を墨消しするように求めた。インターセプトは、「明らかに公共の利益に反する」ことを理由に、アメリカ情報機関の要求に従って発表を控えた資料もあると述べた。

その記事によると、ロシア軍情報部は「2017年4月に入手された情報によると、明らかに選挙に関連したソフトウェアとハードウェアソリューションの情報を得るために、2016年8月に、あるアメリカ企業に対してサイバー諜報作戦を行った」とされていた。

その文書によると、ハッカーはその作戦から得たデータを使用して新しい電子メールアカウントを作成しアメリカの地方自治体を標的としたスピアフィッシング攻撃を展開したということだ。「当事者たちはテスト用の電子メールを、おそらく正式なサービスに似せてそれらのアカウントを作る目的で、表向きは不在者投票に関係するような2つの存在しないアカウントに送信している」

その文書には州名は書かれていなかった。

リークされた文書の情報は、情報機関が1月に、ハッキングがあったと判断したことよりも更に踏み込んでいるように思える。

ワシントン・エグザミナーの報道では、ウィナーはプロリバス・インターナショナル・コーポレーションで働いており、ジョージア州のアメリカ政府施設に派遣されたということだ。彼女は今年2月に雇われて以来、機密事項の保全許可を持っていた。FBIのジャスティン・ギャリック捜査官による供述書によれば、彼女は以前空軍に在籍して機密事項の保全許可を持っていた。

ウィナーの弁護士、タイタス・トーマス・ニコルズは、インターセプトが受け取ったNSAの報告書のリークで彼女が告訴されているかどうかについては確認を拒否した。彼はまたウィナーがどの政府機関で働いていたかについても回答を断った。

<中略>

下院監視委員会のジェイソン・チャフェッツ委員長(共和党、ユタ州)は、FOXニュースの「The Story with Martha MacCallum」に出演し逮捕について称賛した。

「機密情報を持っていても、ただそれが良い考えだという理由で公開することはできません。(そのような)人々は逮捕して牢屋に入れて欲しいと思います」とチャフェッツは述べた。

またチャフェッツは、注目を集めるようなリークが連続したことを受けて、情報機関が機密情報を保護できていないことについても批判した。

「彼らの機関には何万という保全許可をもった人々がいます。保護手段が取られているはずですが・・・しかし、このようなことが起こることを何度経験すれば良いのでしょうか?明らかに彼らは保護対策を講じていません」とチャフェッツは述べた。

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